【最後にもう一つ】にんまりと笑うロゴができるまで
- YDM Global Academy
- 8月29日
- 読了時間: 4分
更新日:9月3日
〜選ばれなかったロゴが、私の“顔”になった理由〜
いったん物語を区切りましたが、YDMの創業ストーリーには、
まだ語りきれない“熱い一章”があります。
それが、このロゴマークに込められた想いの物語です。
一見するとただのデザインかもしれませんが、
その裏には、私の熱い信念と未来への希望が詰まっています。

さあ、最後にもう一つだけ――
「にんまりと笑うロゴができるまで」の真実をお伝えしましょう。
YDM Global Academyのロゴマークをご覧になったことがありますか?
丸く、どこか笑っているようにも見える──
その中に「Y」「D」「M」の文字が隠れている、不思議なデザインです。
実はこのロゴ、一般アンケートでは最下位でした。
開校を決めたとき、まず最初に着手した1つがロゴマークの制作でした。
YDMの名前、そして理念。この2つを象徴する“顔”をどう作るか。
そこに一切の妥協はできませんでした。
費用は抑えつつも、本気で向き合ってくれる人を探し、
知人の紹介でデザイン事務所に依頼。
驚いたのは、そのヒアリングの深さでした。
──創業のきっかけは?
──どんな学校をつくりたいのか?
──どう語られたいか?
──学生や企業と、どう向き合うのか?
──……などなど。
私はできる限りの想いを言葉にして伝えました。
でも、伝えても伝えても、言い足りない。
素案の方向性を何度も提案いただきながら、
私は**自分でも驚くほどの“わがままな想い”**を、何度も、何度もぶつけました。
そして──その想いを受け止めてくれたのは、
10名のデザイナーたちのチーム。
一人ひとりが、私の言葉を自分なりに解釈し、咀嚼し、
感性というフィルターを通して、
それぞれの“YDM像”を形にしてくれたのです。
その後、提示された案は全部で18種類。
正直、どれも「想いがこもっている」と感じるものばかりで、
1つに絞るのがとても難しかったのを覚えています。
最初の依頼から、完成までにかかった期間は4ヶ月。
それだけ、納得のいく“顔”を探す旅は、深く、長いものでした。
その中から、私は6案に絞り込み、一般向けにアンケートを実施しました。
200名が回答してくれた調査では、
学生から社会人、年配の方まで幅広い層が参加してくれました。
ですが結果は……私が「これしかない」と思っていたロゴは、全体で最下位。
分類を変えて集計しても、4つの全パターンで最下位という、
潔いほどの不人気ぶりでした(笑)。
心は揺れましたが、それでも「やっぱりこれだ」と感じていました。
念のため、身近な人たち──家族、友人、そして黒子──にも聞いてみました。
その中でもこのロゴを選んだのは、たった一人だけ。海外の友人でした。
でもその人がこう言ってくれたんです。
「これが一番、あなたらしいよ」
その言葉に、背中を押されました。
このロゴには、私が目指す学校の“構造”と“願い”が詰まっています。
Y──学校そのもの。そして教職員の姿。
D──Yを下から支える母体・運営基盤。
Mの緑──希望と可能性を持った学生たち。
Mの赤──学生を受け入れる日本企業。赤は日の丸の色でもあります。
それらすべてが地球を象徴する丸い形の中でつながり、
そして、「Y」の右上が円を飛び出す形になっています。
これは、世界へ羽ばたく学生たちの未来を描いたものです。
そして何より──このロゴ、笑っているんです。
一見、ただの図形に見えるこのロゴ。
でも、よく見ると──にんまりと微笑んでいるような表情が浮かんできます。
それはまるで、夢を叶えたそのあとに見せる、あたたかくて満ち足りた笑顔。
学生も、教職員も、企業も、そして社会も──
このロゴは、未来の“にんまり”を象徴しているのです。
デザイナーの皆さんが、私の想いを真摯に受け止め、
あの膨大なヒアリングを経てこの形に仕上げてくれたことに、私は心から感謝しています。
たとえ人気がなくても、評価が低くても、
このロゴには「私の学校のすべて」が詰まっている。
私はこのロゴを、誰よりも誇りに思っています。
📌 追伸このロゴ、ずっと見ていると……
ほんの少し、あなたにもにんまりと笑いかけてくれているように見えてきませんか?




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