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【最終回】信頼を築くために、今できることをすべて

  • 執筆者の写真: YDM Global Academy
    YDM Global Academy
  • 8月26日
  • 読了時間: 5分

~戦略と準備。営業開始前のリアル~


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限られた時間の中で、積み重ねてきた準備の数々。

その努力が、開校前の今、少しずつ“形”になり始めています。


なぜ福山市だったのか──教育と地域貢献を両立できる理想の拠点

YDM Global Academyの開校地に福山市を選んだ理由は、きわめて明確です。

私は現在、岡山県笠岡市にある製造業に勤務し、

広島県尾道市で暮らすサラリーマンです。

その中間地点に位置する福山市は、

広島県で2番目に大きな都市(人口約46万人)であり、

アクセス性や生活利便性に優れた場所。

ものづくりを中心とした堅実な産業基盤があり、

外国人住民に対する受け入れ体制も進んでいます。

実際、市内にはすでに7校の日本語学校が存在しており、

留学生が安心して生活できる環境が整っています。

だからこそ、私はこの地で「日本語教育」と「地域社会への人材貢献」の

両立が実現できると確信しました。

YDM Global Academyは、単なる語学学校ではありません。

日本での就職を目指す外国人の若者を育て、

地域の人手不足を補う“人材育成と橋渡しの拠点”となることを目指しています。

もちろん、立地の良さだけで信頼が得られるわけではありません。

文部科学省の認定審査を受けている現在、本格的な営業活動はまだ行えません。

だからこそ、今のうちにできるすべての準備を着実に積み重ねています。


既存日本語学校は“競合”ではなく協力資源

福山市に多くの日本語学校があることは、

むしろ歓迎すべき環境だと考えています。

地方都市でこれだけの数があること自体が稀であり、

それだけ地域に受け入れ態勢と実績がある証でもあります。

もちろん教職員の確保については一定の競争があるかもしれませんが、

学生募集の主な舞台は海外です。

他校とバッティングする機会はそう多くありません。

いや、先ずあり得ないです。

さらに当校は「卒業後に日本での就職を目指す学生」が対象であり、

進学を主目的とする他校とは進路が異なります。

だからこそ、競合ではなく共存・共創の関係を築けると信じています。

スピーチ発表会や運動会、救命講習などを他校と共同開催するなど、

連携によって地域全体の教育力と生活支援体制の質を高める構想も進行中です。


営業開始に向けた仕込み期間の重要性

現在は、次の6つのターゲットに向けた提案活動の“土台づくり”に取り組んでいます

  • 行政:留学生受け入れによる地域活性化と人材定着を提案

  • 企業:外国人材の受け入れモデル提示とマッチング支援

  • 教育機関:小中学校との文化交流や生活理解の推進

  • 地域団体:生活支援や地域共創を実現する共同行動提案

  • 学生募集:送出し機関や海外大学との契約締結によるリクルート体制構築

  • 地元日本語学校:共生社会の地元理解度の向上の為の共同行事の提案

すべての資料は自作

Canvaなどのツールを活用しながら、「見せる資料」ではなく

「伝わる資料」を目指して構成・表現を徹底的に磨いています。


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営業はまだできないだからこそ戦略が必要

提案資料が完成していても、文科省の認可を得るまでは営業活動は

控えなければなりません。

本格的な営業開始は2025年10月末以降を想定しています。

それまでに、

  • 提案先の優先順位を明確にする

  • 面談時の想定問答を準備しておく

  • 提案相手の課題に寄り添う姿勢を築く

こうした「営業以前の営業戦略」に、今まさに集中しています。


限られた時間の中での本気の準備

YDMの準備は、私にとって“本業ではない本気の仕事”です。

平日は製造業にフルタイムで勤務し、

夜間や週末の時間を活用して書類作成・打合せ・申請準備・戦略構築を進めています。

「信頼は一朝一夕には築けない。だからこそ、準備こそが信頼の土台になる」

この想いを胸に、着実に、そして誠実に準備を重ねています。


地域に根ざし支えられる学校を目指して

YDMは、単に“教育サービスを提供する場”ではありません。

行政と連携し、企業と協働し、地域と共に歩む学校を目指しています。

日本で学び、働きたいと願う若者たちにとって、

YDM Global Academyが“人生の出発点”となるように──

そして、福山市という地域にとっても、

“外国人とともに生きる共生社会のモデル校”となるように──

開校までの残り8ヶ月を、全力で駆け抜けていきます。


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✍️ あとがき

この16回にわたる【YDM創業ストーリー】は、

ただの起業記録ではありません。

地域の課題に真正面から向き合い、

限られた時間とリソースの中で一歩ずつ前進してきた、

リアルな挑戦の記録です。

前にも触れましたが、「YDMGA」という名前には、

私自身の信条が込められています。

  • Y:吉原は

  • D:どんな時でも

  • M:前向きに

  • G:元気で

  • A:明るく

これは、私の生き方であり、YDM Global Academyが育てたい人材像そのものです。


🌱 第2章第3章へ

【第2章】では、認定審査の進展や地域連携、学生募集のリアルを──

【第3章】では、いよいよ開校後の教室と学生たちの姿を中心に──

YDMの“次なる挑戦”をお届けしていきます。

暫くの間のお別れとなりますが、これからも、どうぞ応援よろしくお願いします。


🧡 内定いただいている教職員の皆さまへ

みんなの専門性と情熱が、YDMの未来を創っていきます。

まだ始まったばかりの挑戦ですが、学生と地域に愛される教育機関を、

一緒に築いていきましょう。


あなたの力が、YDMの心臓です


これから共に夢を形にしていけることを、心から楽しみにしています。



 
 
 

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