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【第10回】教員採用への挑戦、チーム結成の物語

  • 執筆者の写真: YDM Global Academy
    YDM Global Academy
  • 9 時間前
  • 読了時間: 5分

📅更新:毎週 火曜金曜!応援よろしくお願いします!


──“理念に共感する仲間と出会えた日々”


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はじまりは求人票のたった1枚から

校舎の工事が進むなか、次なる課題は教員の採用でした。

YDM Global Academyでは、開校時に6名の日本語教員が必要です。

しかしこれは、想像以上に厳しい挑戦でもありました。

  • 日本語教育業界は慢性的な人材不足

  • YDMは“新設校”、実績も知名度もゼロ

まず私が取り組んだのは、無料の教員求人サイトへの掲載でした。

予算が限られている中でも、「今できることを、丁寧に積み重ねる」ことを信じて。


面接の前にまず面談

やがて応募が入りはじめた頃、私は応募者全員にこう伝えました。

「いきなり面接ではなく、まずは面談をさせてください。」

その理由は明確です。“スキル”の前に、“志”が合うかどうかを確かめたかったからです。

面談では、以下のようなテーマについて時間をかけて語りました。

  • YDM Global Academy創設の背景と目的

  • 「地方で留学生を受け入れる」ことの意味

  • 教員に求めるのは、“教える技術”ではなく“伴走者としての覚悟”

最後に、こう締めくくります。

「今日のお話を聞いたうえで、ゆっくり考えてください。

ご自身の気持ちが固まったら、あらためて応募書類をメールで送ってください。」


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■ “共感想像を超えていた

その返答は、私の予想を超えるものでした。

「今日中に応募書類を送ります。面接、ぜひお願いします!」

そう力強く伝えてくれた方が何人もいたのです。

当時、YDMはまだ文科省の申請すらできてない状態

仮に許可が下りなければ、そもそも採用も契約も成立しない。

入社は約1年後、2026年3月中旬。そんなリスクを理解したうえで、

6名の方々が「この学校の力になりたい」と手を挙げてくれたのです。

その事実に、私は胸が熱くなりました。


全国から集まった想いの同志

採用が決まった6名の教員の出身地は、北海道から九州までさまざまです。中には、

  • 福山市出身でUターンを決意した方

  • 地元には縁がなかったものの、移住を前提に来てくださる方

どの方も、“YDMという志のある学校”を共につくりたい“

という強い想いを持っていました。

私は単に「教員」を探していたのではなく、

“この理念を共に実現してくれる仲間”を探していたのだ“と、あらためて感じました。

実は教員チームだけでなく、運営の現場にも力強い仲間が加わりました。

その1人は、日本語教師の資格を持ちながらも、

「事務という立場でこそ力を発揮できる」と志願してくれた方です。

学校運営をゼロから創り上げる現場に共鳴し、

すでに正式な雇用契約を交わしました。

さらに、ベトナム在住の通訳・翻訳・事務スタッフも1名、

遠隔からの支援体制を前提に内定しています。

彼女は日本での留学経験もあり、

ベトナム語・日本語の両方に堪能で、学生との橋渡し役を担う重要な存在です。

この2人の存在は、教員とはまた違うかたちでYDMを

**土台から支えてくれる“縁の下の力持ち”**です。

開校前の今だからこそ、その価値を強く実感しています。

 

チームに必要なのは資格より共鳴力

もちろん、教員資格や指導経験は必要不可欠です。

しかし、それ以上に私が重視したのは**“人としての姿勢”**でした。

こんな方を求めていました:

  • 留学生の人生に本気で向き合える人

  • 地方という環境でも前向きに挑戦できる人

  • 困難な立ち上げ期を、仲間と共に楽しめる人

書類や数値では測れない“覚悟”や“共鳴力”が、

YDM Global Academyの教育の根幹になると信じています。

教員であれ、事務員であれ、通訳であれ、

YDMに必要なのは「共に未来を創るという意志」です。

スキルは手段、でも“想い”は動力。——私はそう信じています。


■ 「人は想いに集まる

この8名の出会いが、私に確信を与えてくれました。

「人は、想いに集まる。」想いがあるからこそ、困難にも立ち向かえる。

想いが重なるからこそ、支え合える。

YDM Global Academyの教職員チームは、まさにその体現です。

この仲間たちとなら、どんな壁でも乗り越えていける——そう、心から思えました。




🔜次回予告|#11 帳簿と情熱──数字が苦手な私を支える“黒子”の存在

表に立つ私より、もっと静かに、もっとタフに闘ってた人がいた。次回は、その“縁の下の主役”を紹介します。


更新予定:毎週 火・金投稿中!


✍️あとがき

「人は、想いに集まる」──それは理想ではなく、現実でした。

まだ実績も、校舎も、認可もなかった時期。

それでも、私たちの“想い”に共鳴し、手を挙げてくれた8人の教職員がいました。

「よく決断してくれた」と思う一方で、

「この人たちの選択に報いる覚悟が、こちらにあるか」とも、自問しました。

経営において、最初の仲間は“運命共同体”です。

理念を共有できる仲間が現れた時、それは単なる“採用成功”ではなく、

事業の心臓に、はじめて血が通いはじめる瞬間なのだと思います。

私は今でも、あの面談で交わした言葉を覚えています。

• 「今は収入がなくても、1年後の未来を一緒に創りたい」

• 「教育は、教科書じゃなく、人で変わると思うから」

• 「一緒に学校を育てたい」

この挑戦は、“仕事”ではなく“共創”です。

そんな同志たちに出会えたことが、私にとって起業家としての最大の誇りであり、

YDM Global Academyにとっては真のスタートラインでした。

どうかこの先も、学生に、地域に、企業に、未来に、

それぞれの“色”で関わり、彩ってほしい。

この学校の“空気”をつくるのは、制度でも建物でもなく、人の在り方なのです。

教壇に立つ人事務局で動く人言葉をつないでくれる人

——そのすべてが、YDMの文化となり、体温となります。



 
 
 

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