【第4回】採用難の現実——日本人も、誰も来ないという衝撃
- YDM Global Academy
- 7月11日
- 読了時間: 3分
📅 更新は毎週 火曜・金曜!応援よろしくお願いします!

🗣️ 「募集しても、誰も来ない」
「募集しても、誰も来ない」──この言葉を何度、現場で繰り返してきたことでしょう。YDM Global Academyを立ち上げる前から、私は製造業の現場で10年以上、
採用の最前線に関わってきました。
地方での人材確保には、都市部とはまったく違う“構造的な難しさ”があります。
たしかに、地元の方からの応募は一定数あります。
しかし、求めるスキルや就業意欲にマッチする人材に出会うのは、
年々難しくなっていました。
面接をしても、「家から通えるから」「とりあえず仕事が欲しいから」
──そんな理由で来る方が多く、数ヶ月で辞めてしまうケースも少なくありません。
都市部のように多様な応募者が集まる環境とは違い、
地方では“選べる採用”ができない。
これが、私が肌で感じた“採用市場の厳しさ”でした。
🏫 そして「主任教員探し」が始まった
日本語学校に主任教員は必須。経験、資格、実績など
多くの条件を満たす人材が必要です。
しかし、期待した「教育に情熱ある人」はどこにも現れず
——応募は、ゼロ。
現実の冷たさに改めて打ちのめされました。
🏞️ 地方で“新規開校”はリスクしかない?
認可も降りていない新設校。「安定しているのか」「将来は?」という不安は当然です。
さらに、日本語教育業界は
教員の高齢化
若手不足
都市部への集中
という構造的問題を抱えています。
“悪条件が揃いまくり”な環境の中で、「どうしたら来てもらえるのか?」を
毎日考え続けました。
💸 人材確保は資金とも直結する
採用にはお金がかかる。
校長・主任・事務長を雇用しなければ許認可が出ない制度の壁。
つまり、収入ゼロ、認可未取得の状態で、
毎月数十万円の人件費を払う必要があるのです。
資本金500万円で始めましたが、校舎購入や改修を含めると、
それは瞬く間に「足りない現実」になりました。

⚖️ 経験がないことの“重み”
創業計画書は全10ページ、2024年1月に完成。日本政策金融公庫も申請しました。
担当者からは「非常にしっかりした計画書」と評価されましたが……
結果は「融資見送り」。
理由は教育経験の不足と、融資希望額が通常の6倍だったこと。
正直、ショックでした。
でも、これも「ゼロから始める挑戦の宿命」と受け止めました。
🔥 それでも前へ——「やり抜く覚悟」を試された日々
試練の連続。主任教員不在、資金難、融資不可。
夢だけが先行し、現実が追いつかない。
それでも私は決めていました。
教育経験はないけど、情熱は誰にも負けない。
地域と海外をつなぎたい使命感がある。
いつか「ここで働きたい」と思われる学校を創る。
その思いだけで、求人票を何度も書き直し、PCに向かいました。
📝 あとがき
採用難は地方の起業家なら誰もが直面する壁。
でも、だからこそ挑戦する価値があります。
「誰も来ない現実」に負けず、小さな一歩を積み重ねていきます。
読者の皆さまも、ご自身の挑戦を諦めずに進んでください。
🔜 次回予告|#5 「学校を創る」というハードル」
▶️ ゼロから学校を立ち上げる際の具体的なハードルをお見せします。
Comments