【第7回】補助金ラスト3日
- YDM Global Academy
- 7月22日
- 読了時間: 4分
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補助金申請ラスト3日、全力の追い込み申請劇をお届けします

■ 締切3日前に知った、最後の希望
2024年5月某日。私は「小規模事業者持続化補助金」の存在を知りました。
……申請締切の、なんと3日前。
時間はない。けれど、このチャンスを逃したくはなかった。
焦りと希望が入り混じる中、私は即座に行動を開始しました。
まずは、公式サイトにアクセスし、
募集要項
必要書類
計画書の構成
事業成果の定義
を2時間で読み込み、**「3日で書類を完成させる」**と心に決めました。
■ 補助金申請の壁は“情報とスピード”
幸いにも、私は製造業に在籍し、過去に補助金・助成金の申請経験があります。
市場分析、リスク評価、資金計画の立て方など、書類作成の基本は心得ていました。
とはいえ、3日間でゼロから申請書をまとめるのは別次元の難しさ。
特に大変だったのは、以下の3点でした:
日々の業務と並行して資料を揃えること
提出書類全体の整合性を保ちつつ、短時間で完成させること
申請に不可欠な商工会議所の事前チェックをクリアすること

■ 商工会議所での“鍛え直し”
この補助金は、福山商工会議所の支援・確認を経た書類でなければ提出不可。
私は、できる限りの資料を準備し、閉館ギリギリの時間に商工会議所へ駆け込みました。
対応してくださった担当者の方からは、
「内容は面白いが、まだ荒い」「ここは補助対象にならないので修正を」
「効果測定の項目が弱い」といった具体的で的確な指摘が飛びました。
その夜、私は眠気をこらえながら修正作業を続け、翌日、再度商工会議所へ。
この**“提出→指摘→修正→再提出”**のサイクルを、
わずか2日間で3回繰り返しました。
■ 3日間の極限作業——PCの前で過ごした72時間
脳が働かず、文章が浮かばない深夜
1ページ目を書き直すこと10回以上
申請書の構成に悩み続けた明け方
そんな日々の中でも、製造業で培った“ねばり”と“計画的思考”が
背中を押してくれました。
「焦らない、軸はぶらさない」——
その言葉を自分に言い聞かせながら、何とか書類を完成。
申請当日、全書類をそろえて無事提出。
すでに限界だったけれど、不思議と充実感がありました。
■ 結果は「満額採択」——努力は報われる
数週間後。一通の封書が、私の元に届きました。
結果は——✅ 採択決定✅ 補助金額:250万円(満額)✅ 採択率:およそ30%
封筒を開いた瞬間、3日間の苦労が走馬灯のようによみがえりました。
この250万円は、YDM Global Academy設立における、初めての“外部支援”。
同時に、「あなたの構想には価値がある」と言ってもらえたような気がしました。

■ 振り返って思うこと
情報は、“早く知った者勝ち”
でも、諦めずに動いた者だけが、チャンスを掴める
商工会議所の支援は、正直ありがたかった
何より、「短期間でも本気でやれば届く」という事実
この補助金によって、YDMの準備は一歩先へ進みました。
校舎の一部改修、備品購入、パンフレット作成など、
大切な“最初の歯車”を回すことができたのです。
✍️ あとがき
“たった3日”の挑戦が教えてくれたこと
「3日しかない」——そう思えば諦めていたかもしれません。
でも私は、「3日もある」と信じて、前に進みました。
補助金申請は、ただお金をもらうための書類作成ではなく、
「本当にこの事業をやる覚悟があるのか」を問われる時間でした。
深夜、言葉が出てこない瞬間も。商工会議所での厳しい指摘も。
すべてが、自分の中の“甘さ”を削ぎ落としてくれました。
だからこそ、満額採択の通知を受け取った瞬間、
書類の厚み以上の重みを感じたのです。
これは、社会からの「あなたの構想に価値がある」というメッセージ。
この3日間の挑戦が、YDMの歯車を動かし始めました。
自己資金では難しかった改修や備品購入も半歩前進。
「自分で動けば、道は開ける」そう信じる力を、
この補助金は私に与えてくれたのです。
情報は、“早く動いた者勝ち”。
でもそれ以上に、「最後までやり切る意志」が何より大切。
これから創業に挑む誰かにとって、この話が小さなヒントになれば嬉しいです。
🔜次回予告|#8 校舎決定と改修工事~素人が工事監督になった話~
認可基準を満たすための教室作り。
自ら業者を手配し、工事の工程を管理した実体験をお届けします!
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